トータルメディアの仕事は１つとして同じ仕事はありません。それぞれの案件に合わせて、仕事の進め方が違います。案件ごとに試行錯誤し、様々な角度から検討することで、その案件にあった仕事の進め方を検討する楽しさがこの仕事の魅力だと思います。1人1人に与えられる裁量が大きい分、責任もありますが、その自由さを楽しむように心がけています。
僕は大学で美術史を学んできましたが、入社して科学館や企業のショールーム、工場見学施設の整備プロジェクトに携わることで、科学の原理原則を学びなおしたり、企業の歴史、製品の特性や技術など、たくさんのことを日々学びながら企画や提案を考えています。トータルメディアに入らなければ体験することができなかった様々な「知」との出会いはとても刺激的です。

「カップヌードルミュージアム 横浜」です。多くの方はオリジナルのカップヌードルを作ることができる施設というイメージが強いと思います。ですが、それだけでなく、安藤百福さんのチャレンジ精神や考えを、子どもから大人まで楽しみながら学べるアイデアが詰まっているミュージアムです。明日の発想を変えるきっかけを与えてくれるミュージアムだと思います。

人を巻き込む力が高いことだと思います。ミュージアム整備を通した地域づくりや企業ブランディングのプロジェクトは1人では決してできません。クライアントをはじめ、企画を考える人、デザインをする人、現場でモノをつくる人、運営を担う人など、多くの方が関わって成り立っています。そんな中で、まわりの人を巻き込みながら動かしていく「熱意」や「楽しむ力」、「面白さを伝える力」がとても大事だと感じますし、私自身もそうありたいと思っています。

トータルメディアの仕事は、誰かの人生を彩ったり、未来を変える”きっかけ”になりえる仕事だと思っています。ミュージアムに訪れることで新たな発見があり、誰かの考えが変わるかもしれない。その”きっかけ”をミュージアムというメディアで伝えることに興味がある方は、是非トータルメディアの手掛けた施設に足を運んでみてください。