
子どもたちの未来応援
本気で楽しむ大人が、子どもたちの創造をエンパワーメントする
子どもたちに、未来を生き抜く力を届けたい。今、子どもたちに必要なのは単なる知識の習得ではなく、不確かな時代をサバイブするための「問うチカラ」や「課題解決力」、多様な人々との共創を図る「社会性」や「コミュニケーション力」です。私たちトータルメディアが目指すのは、そんなスキルを持つ子どもたちの育成を支える舞台づくりです。これからのミュージアムは、ただの見学場所ではなく、子どもたちが「なぜ?」「どうしたら?」と問いを立て、探究し、未来を描くステージへと変わります。その中心にいるのは、研究者やアーティスト、企業人、行政担当者、市民活動家、地域事業者など、多様な担い手たち。大人が本気で語り合い、ワクワクしながら未来を描く姿こそ、子どもたちに強く印象に残る知的興奮を届けることになるでしょう。
そして、子どもたちの遊び場も、親子の対話を生み、幅広い世代のコミュニケーションを通して社会性やコミュニケーション力を身につけられる環境へとシフトしていきます。子育て世代にとっては、サードプレイス(家庭・職場に次ぐ第3の居場所)として、親子がリラックスしたり、情報交換をしたり、地域とつながったりできる場所になっていくでしょう。私たちは、遊び、学び、環境、くらし、そして社会全体をつなぐ「子どもたちの未来応援のエコシステム」のデザインを目指します。子どもたちが未来を夢見るとき、そのすぐそばで本気の大人たちが伴走している──そんな舞台を創り上げることが、トータルメディアの使命です。
分野を超えて、子どもたちの学びと社会をつなぐ
なぜ学ぶのか? 問いを立て、挑戦し、未来を共に描くステージ
不確実性の高まる現代社会。情報は増え続ける一方で、子どもたちが自分の学びをどう未来に活かすかを考える機会は限られています。知識を覚えるだ
けの学びではなく、自ら問いを立て、試行錯誤しながら考える力──それこそが、これからの時代に求められています。学びを「知識の習得」から、「自分の暮らしや社会で生かせる気づき」へと進化させるにはどうすればよいでしょう。子どもたちが「これを学んで何の役に立つの?」と疑問を持ったとき、未来を生き生きと描く大人の姿を見せる。そのとき、「知のアーカイブ」が子どもたちの力を引き出す。ミュージアムには、そうした場へと進化できるポテンシャルがあります。
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港区立みなと科学館
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福岡市科学館
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岐阜県先端科学技術体験センター 「サイエンスワールド」
たとえば、地域の環境や産業といったリアルな社会課題を題材に、子どもたちの問いに寄り添い、ともに考えるプロフェッショナル──地域産業の従事者、研究者、アーティスト、クリエイター──が参加するワークショップ。ミュージアムの「知」を活用して、ものづくりや表現を行い、「学びが社会とつながる実感」を得る場を私たちトータルメディアは提供します。そこでは、未来世代を応援したい大人が集い、子どもたちと疑問や知恵、発想を交換します。問いを立て、挑戦し、未来を語り合う──こうした対話と交流が日々生まれる舞台こそ、私たちがめざす「学びと社会のつながり」の姿です。
親子の安全な遊び場をつくる。
子どもたちの遊びや活動を地域で支えるしくみづくり
都市化による公園の不足、少子化による空き地の減少、習い事やゲーム遊びなど屋内での活動の増加により、子どもたちの基本的な運動量の低下が懸念されています。また、異なる年齢の子どもたちが集まる公園や空き地の減少により世代間交流の機会が減り、遊びを通したコミュニケーション能力や社会性の発達への影響も指摘されています。私たちトータルメディアは、様々な地域で子どもたちが安心して遊べる環境づくりのプロジェクトに取り組んでいます。
す。「リスク」と「ハザード」を考慮した遊びの環境、創造力を伸ばす遊びの態様、親子が対話しながら交流できる機能など、子どもたちの健全な育成を支える環境について、行政、企業、専門家やアーティスト、地域の活動団体とともに考えながら提案しています。私たちは、子どもたちの健全な成長を促すためには、家庭や学校だけでなく、地域社会全体で取り組んでいくことが大切と考え、子どもたちの活動を支える活動拠点の指定管理者として、地域とともに子どもたちの夢を育む事業も継続しています。
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新潟市こども創造センター
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北九州市科学館 スペースLABO
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雲仙岳災害記念館 がまだすドーム こどもジオパーク
子どもたちと持続可能な未来を共創する
都市のくらし、資源循環、生物多様性─つながりを体感し未来を描く
都市のくらしや資源の循環、生物多様性──私たちの暮らしを取り巻く課題は複雑に絡み合っています。持続可能な循環型社会に向けた取り組みは自治体や学校でも進んでいますが、子どもたちが「自分ごと」として関わり、未来を創造する機会はまだ十分ではありません。私たちトータルメディアは、子どもたちがリアルな社会課題に触れ、実感をもってその問題を考えられる場をつくります。環境施設やエネルギー施設、リサイクルプラザなどを舞台に、子どもたちとともに問いを立て、課題を探り、未来のアイデアを試す体験の場をつくる。資源循環やエネルギーの未来──まだ見ぬ工夫や発想を子どもたちと一緒に見つけ、大人も共に学び、アイデアを重ねるのです。
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水素情報館「東京スイソミル」
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国崎クリーンセンター啓発施設「ゆめほたる」
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福岡市科学館 ジュニア科学者養成講座
この場には、研究者、企業人、クリエイター、行政担当者、市民活動家、地域事業者など多様な大人たちも参加します。子どもたちの素朴な疑問をきっかけに、互いの知を持ち寄り、未来の可能性を描く。子どもたちを応援する交流のなかで、大人も新しい発想やパートナーに出会うでしょう。都市のくらし、資源循環、生物多様性──それぞれがつながる大きな循環の中で、まだ誰も見たことのない未来を、子どもも大人も共に描き、試し、考えていく。環境学習施設は、学びの場であると同時に、未来を創る共創プラットフォームとして機能していきます。